だれに訊いても1人として異論を唱えない、という命題がこの世の中に1つある。 「自分は成功したい。
一度しかない人生を幸せに生きたい」という考え方である。 Sル石油10年、Kカコーラ10年、Jンソン.Aンド.Jンソン12年、Sラーリー.Cーポレーション4年、Pリップス4年、Hールマーク3年、都合43年という。
コーポレートライフを振り返ったときの私の満足度は90点である(10点だけは「もっと勉強しておくのだった」という減点要因がある)。 「場を選ぶ能力」とは、取りも直さず「自分が働く会社を選ぶ目」ということである。
どんなにスキルやコンピタンシイ(簡単に言えば、いつでもどこでも食べていけるだけの業)に優れていても、自分の実力にさらに磨きをかけ、発揮することのできる「場」に恵まれなければ、文字どおり「場違い」であり、「宝の持ち腐れ」で終わってしまう。 第1は、「どんなことをやっても成功する」という順風満帆を絵に描いたような人だ。
宝くじを買えば、ずばり的中。 たまたま取り組んだ仕事さえ、どういうわけか、たいした努力もしないのにトントン拍子に成功してしまう。
いったい、どうなっているの?本人がわからないのだから、周囲の人間がわかるわけがない。 たしかにこういうラッキーボーイ、シンデレラガールがいる。
逆に「なにをやってもうまくいかない」という人もいる。 せっかく宝くじに当たったのに紛失してしまったり、成功確実と言われた仕事をフイにしたりする。

踏んだり蹴ったりを絵に描いたような人。 どちらもほんのわずかだろうが、必ずいるものだ。
たいていの人はこのどちらでもなく、「そこうまくいっている」とか、「可もなく不可もなく、まあまあだ」というレベルのはずだ(かく言う私もそうである)。 それだけに努力する。
「なにをやってもうまくいかない組」にはなりたくない。 できれば、「なにをやってもうまくいく組」に入りたいと考えるから、懸命に勉強し、仕事をする。
努力しなければ、すぐに負け組になることは自明の理なのだ。 アメリカで、いま、いちばん尊敬されている経営者にSタ.Wルチ(GE社の元CEO)がいる。
彼の言葉で共感するものの1つは、「自分で自分の運命を支配せよ。 さもなければ、ほかのだれかがあなたの運命を支配するぞ」というメッセージだ。

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